FF12 REVENANT WINGS』のたのたプレイ日記(妄想込)

 20070427 オープニングムービー


初っ端から秀麗なCGにしばし驚く。DSは『おいでよ どうぶつの森』しかやってないのですが、携帯ゲーム機のクオリティはここまできていたんですね。すげえや!
で、まず考えたこと。
今回のRWは、空気だったヴァンを今度こそ主人公らしくするため作られたんだと思ってましたが、違ったみたいです。
どうやらパンネロを純然たるヒロインにするため作られたような…
FF12本編のヒロインはアーシェであり、パンネロは「主人公の幼なじみで一緒に旅するパーティの一員」でしかなかったものね。
見せ場である踊りのムービーは削られちゃったし。
ラーサーがらみで何かあるかと思ったら結局なにもなかったし。
RWでは「私がヒロイン!」宣言をするかのように、衣装は本編EDで見せた踊り子風で化粧もばっちり、なおかつ目には青いカラーコンタクトを入れて気合十分です。
(瞳の色はなんで変わっちゃったのかなあ>不満)
ヴァンに対してもイケイケドンドンな勢いで、積極的に熱い眼差しで見つめたりもしてますが、ヴァンの反応はというと。
邪険に押しのけたあげく、あからさまに無視しております。
ちょっ…それってどうみても『12才男子・まだまだ女の子より虫取りに夢中☆』な反応だよ!思春期すら迎えてねえよ!
おかしいなあ。18才になったはずなのに、本編より精神年齢が下がってるような気がする。

……と思っていたら、並んで飛行するシュトラールが!!
バルフレアが見ていたんならしょうがないね。
へたにイチャついてたら後でどんなおしおきをされるかわからないもんね。てへ。
いきなりオープニングから登場するとは思ってなかったんで、かなり嬉しかったんですけど…。
ここで登場させるなら、再会シーンからやってくれてもいいんじゃないか!?


 シュトラールの傍らに立つバルフレアとフランの姿を認め、パンネロは駆け出した。
 涙をいっぱいにあふれさせ、そのままフランに抱きつく。
「フランさんもバルフレアさんも無事だったんですね…っ」
 そう云ったきり、あとはただ泣きじゃくるばかりのパンネロ。
 フランは「遅くなってごめんなさい」と微笑み、パンネロの髪をやわらかく撫でる。
 一方ヴァンは、ぼんやりした顔で2人を見つめたまま動かない。
 バルフレアはやれやれと小首をかしげ、ヴァン!と片手を挙げて呼んだ。
 ヴァンはハッと我にかえり、何か云いたげに唇を開きかけたが、云うべき言葉を見つけられなかったらしい。
 ふいと目をそらして、不機嫌そうな表情でゆっくりと歩を踏みだした。
 バルフレアとはわずかに距離をおいて立ち止まり、瞳を合わせないまま「よお」と低く声を出す。
 そんなヴァンを、バルフレアは笑み含んだ眼差しで見つめていた。
 一緒にいた時よりも背が伸びて、少しばかり痩せたようだ。おそらく筋肉が引き締まって、大人の体形に近づいたからだろう。
 しかし意地っぱりな性格はちっとも変わっていない。
 再会の嬉し涙も流さず、ましてや「待っていた」など決して云わない拗ねた子どものままだ。
「心配かけたようだな」
 バルフレアが声をかけたとたん、ヴァンの頬にさっと赤味が差した。
「してるわけないだろ!」
 まるで噛みつくように怒鳴って否定する。
「ぜんぜん心配なんかしてないって!」
 本心を隠そうとすればするほど、かえって素直すぎるヴァンの心情が伝わり、バルフレアはおかしくてたまらない。
「そうだな」
 吹きだすのをこらえて、素っ気なくヴァンに背を向けた。
「すぐに出発するぞ。おまえもさっさと飛空艇に戻って準備しておけ」
「…え?」
 とまどうヴァンを無視して歩き出す。「あのさっ」とヴァンの必死な声が追いかけてきた。
「オレ、信じてたんだ。バルフレアなら大丈夫だって、ちゃんと信じてたんだ」
 バルフレアが振りかえると、ヴァンは一瞬だけ泣き出しそうな顔で笑い、くるりと身体を翻して自分の飛空艇へと戻っていった。


こんな感じでww
いや、ヴァンが「うっひょ〜い♪」と喜びもあらわにしてバルフレアに飛びつくのも捨てがたい。
「遅かったじゃないかー」と泣きつくもよろし。
バルフレアの第一声が「浮気してないだろうな」でもオッケイじゃないかと。
ともかく、再会のところからやってほしかったな〜。

オープニングの最後を飾るのは、仲良く並んで飛ぶシュトラールとヴァンの飛空艇。
いつ飛行機雲でハートのマークを作るのかとドキドキしてしまったよ。
もしかしたら、このシーンは伏線なのかも。
エンディングは飛行機雲ハートマークの上に『HAPPY END』の文字が重なって終わるのだわ。
アメリカのアニメみたいにさ!

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