FF12 REVENANT WINGS』のたのたプレイ日記(妄想込)

 20070527 第3章『最速の空賊 落ちる』


このタイトルを『最速の空賊 堕ちる』と変換してみる。
たった1文字変えるだけで、一気に爛れきったイヤらしい雰囲気が醸しだされます。
日本語ってステキ!日本語ってスバラシイ!日本語バンザイ!
敵方に捕らえられて、あんなことやこんなことをされしまうバルフレアが脳内を駆け巡りますよ。
洗脳されてしまったバルフレアが、ヴァンに対して鬼畜テイストな振るまいをするんでもOKです。
いや〜心してプレイしなければ…(違うって)

翼のジャッジを探しに行きたい。
さりとてレムレースを荒らしまわっている空賊たちも退治しなくちゃいけない。
めずらしくヴァンがまともなことで悩んでいます。
そこで「そういうことだったらオレに任せとけよ」と助け舟を出すトマジ。
「情報収集ならオレの出番だ!あちこち飛びまわって、空賊どもの居場所を探っといてやるよ」
モブハントみたいな掲示板を作っといてくれるそうです。
こんな未知の大陸を1人で探索するなど危険極まりないと思うんですが、誰も気にしていませんねw
昔からそうなので慣れっこになっているのと、ダメと云われてもトマジはやってしまうからでしょう。
「じゃあ早く行こう」「よろしくね、トマジ」とさっさと次の行動に移るヴァンとパンネロ。
さすがに「ありがとうもナシ…か」と拗ねているあたり、ちょっと淋しかったらしくて可愛いです。
気づいてあげるフィロはいい子ね。そりゃトマジもハート飛ばすっての。

M3−1 『空賊たちの蛮行』
ここでのミッションは、空賊たちに襲われているエグル族を救いだすというもの。
エグル族の面々がやたら美形揃いで、なぜか「次は退かぬ」と非戦闘主義のわりに武士っぽい言葉遣いがヘンで楽しい。
さて、パンネロの「略奪目的ならエグル族を襲う必要はないのに」という怒りに対し、ヴァンは「みんなが義賊ってわけじゃないんだ」と諭します。
「奪うためなら手段を選ばない奴らもいるよ」と。
おお!『空賊』と聞いただけでときめいていたヴァンからこんな意見が!
ここまで言い切ってしまうほど、ヴァンに悪い空賊と接する機会があったとは思えません。
バーフォンハイムで知り合った空賊たちも気さくなイイ人たちが多く、どちらかといえば「やっぱ空賊っていいな」と懐きまくっていたことが考えられます。
ヴァンの警戒心のなさを心配したバルフレアが、あれこれトラウマになることでもしたんでしょうか。
「いい奴ばかりじゃないぞ」と非道な略奪行為やら卑怯な手段やらを語りつつ、最後には…


「おまえみたいなガキは、嬲りものにされたあげく売り飛ばされるのが関の山だ」
「大丈夫だよ。オレだって強くなったし、悪い奴らはやっつけちゃえばいいんだから」
「あんまり自分を買い被るな。多勢に無勢で来られたら、いくらなんでも勝ち目はない」
「多勢って…そんなの卑怯じゃないか」
「奴らは卑怯だろうが汚かろうが、目的のためなら手段を選ばない連中だぞ」
「だったら逃げちゃえばいい」
「確かに。あからさまな敵意を向けられれば、それもできるだろうがな」
「どういう意味?」
「いままで善人面していた奴が、いきなり豹変することもある。たとえば…」
 バルフレアは素早くヴァンを組み敷き、隠し持っていた手錠で後ろ手に拘束してしまう。
「なっ…なにすんだよ!」
「こんなふうに襲われたら逃げようがないって話だ」
「いまは相手がバルフレアだからっ」
「俺以外には気を許していないっていうのか? そうじゃないだろ?」
「いい奴か悪い奴かくらい直感でわかるってば」
「まったく…見極めないうちから他人を信用するのがヴァンの悪い癖だ」
「オレだってちゃんと考え――…っ!」
 バルフレアの手が胸元へと滑りこみ、その指先がやわらかな突起を探りあてた。
「世の中には殴る蹴るだけじゃなく、もっと酷い暴力がある。頭じゃ理解しきれないだろうから、身体に教えておいてやろうか」


このあとヴァンが本気の泣きを入れるまで、バルフレアの教育的指導は続くと。
ヴァンの怒りが解けるまで、およそ1週間はかかったことでしょうww 
さてさて、クリア後にはパンネロが「エグルの人たち、飛空艇に非難してもらおうよ」と提案。
ヴァンは「もちろん!あのフネはみんなの家だ」と賛成しますが、おいちょっと待てよと云いたい。
どちらかといえば飛空艇の所有権はエグル族にあるんじゃないのか?
「持ち主が見つかるまでオレたちで守るんだ!」が幽霊船奪取の大義名分だったはずなのに、しっかり『オレのもの』扱いになっちゃってますよ。
ヴァンは無自覚な分、荒らしまわっている空賊たちより性質が悪いと思います。ええ。

<<ブリッジ>>
ショップもできて、トマジの『楽しいマイルーム計画』も着々と進行中。
さっそく話しかけてみました。
「ヴァン喜べ!トマジ様の努力により、ショップオープンだ」
「ふふん、トマジ様に不可能はないんだよ」
いやー素直に『トマジってすげえ!』と思いました。
この未知の大陸にあって、よくぞこれだけの商品を1人で集めたもんです。
航海日誌を読むと値切りや土下座などしたそうで、やっぱ商談相手はエグル族か空賊だよねえ?
よくよく考えれば、ものすごく危険でムチャクチャなことやらかしてますよ。
これだけ尽くしてもヴァンにはほとんど感謝されてないところがまたも哀れw
さらにエグル族が飛空艇に同乗することになった理由すら話してもらえません。
「情報屋なら、云わなくても判るんじゃないのか?」
この皮肉な云いまわしは、完全にバルフレアの影響を受けていますね!
ショックを受けたトマジは「…オレ、もしかしてノケモノなのか?」といじけております。
うーん…確かに気の置けない関係にしても、ヴァンの態度はちょっと素っ気なさすぎる。
なぜか?と思っていたところ、次のミッションでなんとなく判ったような…(もちろん妄想的に)
パンネロは母ちゃん扱いされたことを怒っていました。
云われた時は照れていたのに、いろいろ考えたら「このままじゃいかん」と思ったらしい。
ヴァンに言葉以上の他意はない→このまま恋人同士になったとする→その瞬間から数十年連れ添った夫婦のような関係→甘い恋愛期間は軽くスルー。
乙女心としては、そりゃ冗談じゃないですね!がんばれ!
…にしても…レックスも「母ちゃん」と呼んでいたのだろうか…似合わねえええ!!

M3−2 『待ち合わせは裏口前』
M3−3 『聖晶石の傷』
2のミッションはどんな学園ものが始まるのかと思ってしまったよw
聖晶石があるテペ・クル神殿前には大勢の見張りがおり、召喚もできないので突破するのは難しそう。
それでも「オレたちだけで強行突破か」というヴァンに対して、カイツは「無謀・無策・無茶・ムチャクチャだって!」と大反対。
ヴァンも一応は納得していますが、内心ちょっとした面倒くささを感じていたんじゃないかと。
リュドの情報により、神殿内部のスイッチを押せば裏口から入れることが判明。
「忍びこむのはオレが一番慣れてるだろ」「1人の方が動きやすいしな」
こう云ってヴァンは単独行動に出ますが、言外に『1人になりてえ〜』って思いも読み取れます。
船長としては、年少組を守らなきゃいけないし、目を配らなきゃいけないし、励まさなきゃいけないし、いざとなったら逃がさなきゃいけないし。
とにかく不必要に危険な目にあわせるわけにはいかない。
パンネロは精神的な支えにはなってくれるけど、どちらかといえば守る対象に含まれています。
リュドにはまだどこまで預けていいものか判りません。
つまりバルフレアとバッシュがしていたことを、今回はヴァン1人で背負っているようなものです。
ここにトマジが入ってくれれば、いろんな面でラクになるでしょうね。
同じく「無茶だ」と反対されるにしても、対等な立場なら自分の考えや主張を伝えやすい。
安心して行動を二分できるから自由度も上がるし、状況によっては判断と決断を任せることもできる。
非戦闘員のトマジですが、気持ち的には今メンバー中で唯一背中を預けられる存在です。
なのに!なんで来てくれないのか!と。
自分が行動を制限されて苦労しているのに、おまえは好き勝手にやりやがってこの野郎っ!と。
ヴァンがそう思っていても不思議じゃありません。
ブリッジにおけるヴァンの素っ気なさは『ショップなんてどうでもいいから来てくれよ』と云いたくても云えずに拗ねていたからでしょうww
『聖晶石の傷』は空賊たちとの戦闘のみでした。
あいかわらず、何がどうしてどうなったのか判らない乱闘をして勝利。

M3−4 『翼のジャッジ』
予想以上に早く翼のジャッジが登場。
「聖石いる?」「イヴァリースは?」と誘惑を持ちかけてきますが、ヴァンは断固拒否します。
聖石なら便利な秘宝が1個あるし、イヴァリースなんかもらったら国民の面倒まで見なきゃならなくなるし、そりゃヴァンもいらないと云うでしょ。
どこかトンチンカンな翼のジャッジは1人で盛りあがってます。
「ふふふ…空賊とはどこまでも欲深い生き物だ。ならば、おまえたちも永遠が望みか」
「なるほど。あの思い上がった空賊の仲間か。欲望の果てを感じるがいい」
おお!ここで回想シーン(?)となってバルフレアの登場か!
バルフレアの欲望の果てってどんなんだよ〜と思わずニヤニヤしちゃったじゃないか(´∀`*)
第一声の「トゲのある女は守備範囲だが…」から、こんな続きを想像してしまった。


 バルフレアは余裕ある表情で翼のジャッジと対峙して云った。
「トゲのある女は守備範囲だが…ただ甘えてくるだけの女も捨てがたい。
しかし自分でも驚いたことにド真ん中ストライクが、見栄っ張りで意地っ張りのくせに淋しがりやで甘えん坊で、そのうえヤンチャで無謀なことばかりして俺を心配させ、ちょっと苛めただけで泣きそうな目をするのに、必死でそれを隠そうとするとこが可愛くて、子犬のように懐いてきたかと思ったら子猫みたいに気まぐれで、ふとした表情になんとも云えない色気があり、少し無防備すぎる性格と服装が不安をかきたて恋心を翻弄する、ラバナスタ出身の現18才男子だったことだ!!」(どーん)
「…不要」
 背後に現われた召喚獣から後頭部にツッコミを入れられるバルフレア。
         〜回想終了〜
「なに、今の!」
 怪訝な顔をするパンネロの横で、ヴァンは頬を赤らめて照れまくりだった。
「おまえ、バルフレアをどうしたんだ!
いつもはあんなこと絶対に云ってくれないぞ。イジワルでキザなのに世話好きで面倒見が良くて、そのうえスケベでエッチなことばかりしてオレを困らせ、ちょっと泣いただけでスゴくうろたえるくせに、必死でそれを隠してながらフォローしまくりで、遠出しようってシュトラールに乗せてくれたり操縦させてくれたり、2人きりだとメチャクチャ甘やかせてくれて、でもやっぱりイジワルだから、焦らされてヘンなこと云わされたりしちゃうけど、そん時のオレは気持ちよすぎてワケわからなくなってるからいいや!!」(どどーん)
 開きなおって胸を張るヴァンに、翼のジャッジは額に青筋立てて言い放つ。
「そのバカップルぶり…すべて永遠のために捧げるがいい!」


そんなもの捧げられても、永遠だって頭を抱えるだけでしょうww
さておき、ますますバルフレアの行動が理解不能になってしまった第3章。
クレドバスの秘宝を探していたのは、最初から『翼のジャッジ』を意識してのことだったのか?
だとしたら、なぜヴァンを誘って秘宝の1つを渡したのか?
「"永遠"なんて幻想だ。失われた夢に囚われているなんて、駆け出しの空賊くらいだぜ」
『駆け出しの空賊』ですぐ思い浮かぶのはヴァンですが、そもそもヴァンはクレドバスの秘宝について何も知りません。
「永遠に繋がっている」と聞いてもピンと来ず、いまだ役に立つ便利グッズとしか思ってない様子。
もしかしたら探している当初はバルフレアも『永遠』にこだわっていたのかもしれない。
しかし、その裏にある企みに気づき、自戒を込めて「失われた〜」の台詞を云ったとも考えられます。
うーん…婚約秘宝を壊してしまうなんてよほどのことだ…。
ま、もっとも大きな問題は『翼のジャッジ』が女だったことだがな!!
ぶっ飛んだ変態オヤジだと思って、洗脳されちゃうバルフレアとか攫われちゃうヴァンとかわくわくしてたのに。
つまらーんっ!どうやら若い女だなんてつまらなすぎるーっ!
楽しみにしていたバルフレアの「夢物語は恋人の腕の中でするもんだ」もここで出てきちゃうしさ。
どうせ色恋沙汰だろう…けっ!と荒んでみました。
翼のジャッジなど単なる手駒で、本物の黒幕には変態オヤジがいるはずと信じてます。

一方のヴァンは、バルフレアについて「自由を与えた。生から逃れる自由だ」と聞かされ大ショック。
健気にも「嘘だ!おまえが見せたまぼろしなんて信じないからな!」と云い返します。
が、人の心が読めるらしい翼のジャッジに「その怒り、悲しみ……」と見透かされてしまいました。
それでもパンネロたちに「バルフレアなら大丈夫」と云うあたり、とても萌えますね!
『大丈夫だからオレは平気』とばかりに、リュドを気遣ったりカイツたちを励ましたりで、どうしていいか判らないくらいですよ!!
ちなみに戦闘は、またパンネロが1人で生き残って勝ちました。パンネロ最強伝説。

M3−5 『裏切りのバンガ』
バルフレアが死んだかもしれなくてガーン。
かつての子分たちに裏切られて攻撃されてガガーン。
そんな傷心のバッガモナンをひたすら愛でるミッションで第3章終了!

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